今回は、日本で2020/06/19に発売された、ミドルクラススマートフォンHUAWEI P40 lite 5Gのレビューを行っていきます。中の人のメインスマホです。
GMSが搭載されていませんが、5G対応、クアッドカメラ、指紋認証、40W高速充電に対応したTypeC、普段使いには十分なSocを搭載している機種です。当時はかなりコスパに優れた機種でした。
GMSさえあれば、もっと売れていたはず、、
そんな、P40 lite 5G(以下P40 l 5G)のレビューや2022年12月現在どこまで使えるのかを評価していきます。
仕様
生体認証 | 指紋、顔認証(インカメラ使用) |
ディスプレイ | 約6.5インチ TFT、2400 x 1080ピクセル 約90.3%の画面占有率 |
CPU | HUAWEI Kirin820 オクタコア 1 x 2.36 GHz + 3 x 2.22 GHz + 4 x 1.84 GHz |
OS(作成時点) | EMUI12 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
SDカードスロット | なし。 NMカードが利用可能(別売り) |
カメラ | アウトカメラ (クアッドカメラ): 約6400万画素 (メイン、F1.8) / 約800万画素 (超広角、F2.4) / 約200万画素 (マクロ、F2.4) / 約200万画素 (被写界深度、F2.4) インカメラ: 約1600万画素カメラ (F2.0) |
バッテリー | 4000mAh |
通信方式 | 5G NR: n1 / 3 / 28 (TX: 703 – 733 MHz, RX: 758 – 788 MHz) / 38 / 41 / 77 / 78 / 79 4G FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 66 4G TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz |
Simスロット | デュアル Nano ×2 |
イヤホンジャック | 搭載 |
充電性能 | 最大40W |
GMSなしでも快適に使う方法はこちらで紹介していますので、よろしければご覧ください。
外観
背面
ガラス風の美しいデザインです。エッジがやや湾曲しており、大きめのボディでありながら持ちやすさの両立を実現しています。
鏡みたいに反射します、指紋が付きやすいのが少しあれですが、、
前面
パンチホール型のインカメラを搭載しています。下部にノッチがあります。
実際使ってみると両サイドや、上部のノッチは狭い為没入感を得られました。
上下
上部には、マイクのみが搭載されています。
下部には、スピーカー、TypeCコネクタ、マイク、イヤホンジャックを搭載しています。
左右
左側にはSiMスロット
左側には音量調整、電源ボタン兼指紋認証ボタンがあります。
なお、指紋認証をする際に押し込む必要はありません。軽く触れるだけで解除されます。
余談になりますが、カメラの部分にキズは落として割ってしまったという歴史により誕生したものです←
初めて自分のお金で買ったスマホですので修理に出しました。
カメラ
クアッドカメラを搭載しており、上から順に、超広角、メインカメラ、被写界深度カメラ、マイクロカメラです。
超広角 | 約800万画素、F2.4 |
メイン | 約6400万画素、F1.8 |
被写界深度 | 約200万画素、F2.4 |
マクロ | 約200万画素、F2.4 |
HUAWEIのカメラはAIが非常に優秀で、各シーンでベストな写真を撮れるよう自動で調節されます
これにより、誰でも簡単に綺麗な写真が撮れます。
実際に作例をいくつかご紹介します。
標準カメラ(AI ON)
広角
丁度いい作例が無かったので、今撮影した写真です。
中の人の汚い手の写真で申し訳ないですが、これしか用意出来ませんでした←
しばらくしたら、山にでも出かけて差し替えます。
広角と標準です。
アパーチャー
アパーチャーモードで撮影した場合、F値をギャラリーにて調節可能です。
マクロ
丁度よい作例が無かったので、代わりにどこまで寄れるかをご紹介します。
適切な撮影距離4㎝と出ていますが、もう少し寄れます。
ピントがモニター側に行ってしまい、プレビューがボケて見えていますが、この距離まで寄れます。
夜景モード
消灯した部屋で撮影、夜景とかはあまり撮らないので現時点でお見せできません。
準備出来次第こちらのも追加します。
現時点でもこのカメラは使える?
現時点でも、最近のハイエンドモデルには負けますが、必要十分の画質を実現出来ていると思います。
夜景、ポートレート、アパーチャー、ライトペインティング、HDR、スーパーマクロの写真機能をサポートしておりミドルクラスではありながら、機能は豊富です。
ただ、カメラを目的に今買うのはお得か?と聞かれるとYesとは言えないです。
おおよそ2万円から中古個体を購入出来そうですが、ほぼ同じ価格で中古が購入出来る1世代前のフラグシップ機P30 Proを買った方が幸せになれると思います。P30Proはペリスコープも付いており楽しめるスマホです。
スペック
少し前に測定しましたので、スコアが〇%を上回っていますは参考にしないでください。
Ver9で測定して43万点でした。Appassistantや、パフォーマンスモードは無効で
いつも使っているアプリも消さずに測定してます。
パフォーマンスモードを有効にしたり、アプリが少ない場合これよりも高いスコアが出るかもしれません。
このスペック今でも使える、、?
最近ミドルクラスのスペックも向上しており、pixel6aは70万点とミドルクラスの値段とは思えないスコアを叩き出したり、同価格帯で40万点台だったりと、ミドルの価格帯でもスコアにバラツキがあり
立ち位置がもうよくわかりません。一応現在もミドルクラスにギリいられてると思っています。
ゲームはしないといいますか、苦手ですのであれこれ評価出来ないですが、、
TwitterやLINEなどの普段使いには問題なくこなしてくれます。
ユニゾンエアーという音ゲーを良くやるのですが、この負荷程度なら難なくこなしてくれます。
3Dゲームはしないけど、Twitterやブラウザはストレス無く使えて欲しい、、といった基準を満たせていると思います。
Twitterって端末によっては不愉快な動きをする厄介なアプリなのですが、この端末ではサクサクです。
バッテリー
4000mAhのバッテリーと独自開発チップのおかげでとても長持ちします。
私の端末はそこそこ酷使しており、バッテリーの推定容量が3600mAhまで低下していますが
6時間TikTokやらTwitter、ブラウジングしてもまだ残っていました。
仮に電池が無くなっても最大40wの高速充電に対応しており、少しの時間でもバッテリー容量を回復出来るのも良いと思います。30分で70%まで回復出来るとの事です。
生体認証
指紋センサーによる認証と、インカメラを利用したなんちゃって顔認証の2つが利用出来ます。
インカメラを顔認証に使うのはAndroidでは一般的だと思っているので専用のセンサーを積んでいなくてもマイナスにはならないと思います。気になる場合は顔認証は無効にしてください。
公式HPにも0.25秒以内に認証とあるように、指紋認証は一瞬で解除してくれます。ボタンを押し込む必要は無く、チョンって一瞬触れただけで開きます。最速クラスです。
センサーが右サイドにあり、持ち上げながらや、置きながら解除出来るのも良い点だと思います。
5G通信
近頃では、ミドルやローエンドでも普通に5G対応し初めていますが、このスマホも5G対応です。
当時は5G対応の機種で安価なクラスは少なかったですが、この機種は対応していました。
今となっては当たり前のように搭載されているのであれこれ言えませんが
ふと5G表示になってたので、スピードテストを実行。
ギガが一瞬で飛んできました()
契約している会社の5Gマップを見ると5G NR化と出ていました。
気になった点
- MicroSD非対応
- GMS非対応
- リフレッシュレート
- Wifi6非対応
MicroSD非対応
128GBとそこそこの容量があるので不要な気もしますが
意味わからんのがNMカードという独自規格の記憶媒体を使用している所。
MicroSDと比べて高価で日本での入手性は悪いと言わざるを得ません。
速度はMicroSDより優れているのかもしれませんが、やや気になった点でした。
GMS非対応
これはどうしようもなかった部類に入るのですが、やはり日本でGMSないのはかなり不便と感じると思います。
得に致命的なのは、LINEが通知されないです、AppgalleryでHMS向けに開発され通知を受け取れるLINEが配布されてたのですが、開発を辞めてしまったようです。現在は普通のLINEを入れるしか方法はありません。LINEはMicroGを入れても通知されませんでした。
リフレッシュレート
この端末のリフレッシュレートは60Hzです。90Hzに対応してくれれば嬉しかったです。
この値段を実現する為には、仕方なかったのかもしれませんが。
Wifi6非対応
上位機種との差別化かもしれませんが、Wifi6非対応です。
良かった点
記事内でもいくつか良かった点を記入しましたが、それ以外の点をご紹介します。
- しっかりアップデートが提供されている
- HUAWEI 端末同士での連携が強い
なんだか気になった点より点が少なくてあれなのですが、これより前に紹介してるので許してください←
アップデートの提供
既に発売から2年半経過していますが、毎月セキュリティパッチが提供されています。
初期OSは、EMUI10でしたがEMUI12も提供されました。
この点はとても良いと思います。
HUAWEI端末との連帯が強い
HUAWEI shareやマルチコラボレーションなどサポートしておりHUAWEI製品で固めている方にとって魅力的だと思います。
結局今どの程度まで使えるのか
グダグダになって来ましたが、ここでまとめておきます。
GMSなしの端末をとりあえず試したいならあり!という結論に本サイトでは達しました。
EMUI12を試したいなら、GMSがあるP30(注1)、Mate20 Proを買えば良いと思います。
カメラを求めるなら上位機種であるP40 ProやGMSがあるP30 Pro、Mate20 Pro
がいいかなと思います。
注1:国内版P30 Pro(ドコモ版)はEMUI9で更新が停止しています、これはHUAWEIが悪いわけでなく(自主規制)です。グローバル版にはしっかり最新OSが定期されています。
さいごに
なんだか、結局なにが言いたいのかはっきりしない記事になってしまった様な気がしますが
いかがだったでしょうか。
GMSが無い為、買うのはちょっと、、と思われがちなHUAWEI端末ですが、先ほど張ったリンクのように工夫をしてなんとかする。といった新しい楽しみ方なのかは知りませんが、いつもとはちょっと違う感覚を味わえる物となっていると思います。
この端末では、利用出来ませんでしたがLightHouseというアプリをインストールするだけで
やや難があるもののGMSが使えるといったアプリが発見されたりと、中々面白い感じではありそうです。
もう、日本ではスマホを出さないのかもしれませんが、1ファンとしてまた日本で発売される日を待ち続けたいなと思っています。
それでは、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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